元ひきこもりのゆるふわ社会生活blog

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年齢詐称していた過去 その3

大学も残すところあと3ヶ月、サークルのメンバーで最後に思い出作りをする事になりました。みんなと話し合い最終的に卒業旅行、行き先はヨーロッパへ行くことが決まりました。メンバーの1人が取りまとめ役となり、旅行会社とのやり取りをやってくれる事になりました。卒業論文やアルバイトの合間を縫って、旅行会社へ行き色々と手続きをしてくれていました。彼がみんなからパスポートを集め旅行会社へ提出した数日後、彼に旅行会社から電話がかかってきたのです。

 

「記入していただいた書類とパスポートの生年月日が違っています。もしかしたら卒業旅行へは行けないかもしれません。」

 

僕が、旅行会社から彼にこういう電話があったと聞いた時、顔が青ざめました。僕の年齢がバレてしまうくらいならまだ問題はありません。いずれバレてしまう時が来るだろうと覚悟はしていました。しかし僕が嘘を付いていた事で、みんなに迷惑がかかってしまう、これだけは自分自身を許せませんでした。大学生活最後の卒業旅行です。みんながアルバイトで必死に貯めたお金で卒業旅行に行き大学生活最後の思い出を作ろうとしているのに、それをぶち壊しにしてしまうのです。

 

僕はこの件についてみんなに謝らなければと思い、その日の夜遅くに集まってもらいました。今までの経緯を説明し、今回の出来事について何度も謝りました。みんなからの反応は意外なものでした。

 

「そんな深刻そうな顔して。何かと思えばそんなことか〜」と笑いながら僕に言ってくれたのです。僕としては文句のひとつでも言って欲しいくらいでした。こんな素晴らしい友人ができて良かったと思う一方で、例え自分がどう思われようと嘘を付くことはやめようと決意しました。

 

その翌日、みんなで旅行会社へ行き記入ミスで生年月日が間違ってしまっていたことを連絡しました。後日無事卒業旅行へ行くことができると聞いた時は、ホッとして涙が止まりませんでした。その後無事卒業旅行へ行き大学生活の最高の思い出となっています。今となっては笑い話ですが、あの時は大変だったとネタにされています。

 

経歴詐称などのニュースを見ると当時のことをふと思い出してしまいます。もちろんその当事者も好きで嘘を付いている訳でないはずです。周りの環境や社会的プレッシャーから嘘を付かざるを得ない状況だったかもしれません。嘘を付かなくてもやっていけるだけの心の強さを持つ一方で、どんな人であっても社会がその人を受け入れてくれるような環境があればもっと生きやすくなるのになと考えてしまいます。

 

iheuyo8448641.hatenablog.com

 

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