元ひきこもりのゆるふわ社会生活blog

元ひきこもりが社会生活を徒然なるままに書き綴ります

たばこ吸うんじゃねーよ事件

ふと昔のことを思い出したので書いてみる。

 

小学校1年生になったばかりの頃、入学前は小学校で友達ができるかどうか不安いっぱいだったものの、入ってみたら意外とすんなり友達ができた。親しくなった2人の友達と毎朝一緒に登校し、下校時は家にまっすぐ帰らず寄り道しながら遊んで帰るのが日課だった。用水路でザリガニを捕まえたり、川に入って遊んだり、田んぼで水切りなんかもした。毎日の下校の時間が一種の冒険のようだった。

 

そんなある日、いつもの仲間と一緒に下校していると遠くの方で上級生の男の子がたばこのような物を吸っているのを目撃した。たばこは20歳になるまで吸ってはいけないと知っていたし、悪いことはやめさせないといけないという正義感から友達と一緒に上級生に向かって大声で叫んだ。

「たばこ吸うんじゃねーよ!!」

 

その直後、上級生の男の子がこちらを向いてダッシュで迫ってきたのだ。これはヤバイと思い全力で逃げ近くの民家の影に隠れた。息切れしたのを落ち着けて逃げ切ったかとみんなで話していたところ「おい、お前ら」という野太い声。心臓が止まってしまうくらいの衝撃で僕たちは何もできず立ちすくんでいた。沈黙がしばらく続いた後、上級生の男の子が、「あれ、たばこじゃないしね!お前ら気を付けて帰れや。じゃあな!」と爽やかに言い残していったのだ。

 

緊張の糸が切れ涙が出そうになった。その日は無事に家に帰宅できたことが奇跡のように感じられた。今だに疑問に思っているのが、たばこを吸っていないと言うのならいったい何を吸っていたのかは今でも謎のままである。